第221章 いつ結婚を決めるのか?

宮本の祖母は福田祐衣の手を引いてソファに座らせると、使用人に果物とお菓子を持ってこさせた。

「さあ召し上がれ。どれも祐衣ちゃんの好きな味だよ」

福田祐衣が目をやると、確かに好物ばかりだ。

前回の訪問時、祖母が気にかけてくれていたのだろう。

胸の奥が温かくなる。福田祐衣はあいまいに微笑んで相槌を打った。

視界の隅に、一人掛けのソファに座る宮本陽叶の姿が入る。

彼は漫然とティーカップの縁を指でなぞっていた。相変わらず淡々とした表情だが、冷たさは感じられない。

視線に気づいたのか、彼が片眉を上げてこちらを見た。

福田祐衣は慌てて目を逸らした。その時、宮本の祖母の声が降ってきた。

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